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日本の産業と革新的知識をつなぎ、ともに新たな市場を開拓する「株式会社ネストブルー」設立のご報告
2025年7月31日、株式会社リバネスとみずほイノベーション・フロンティア株式会社と株式会社リバネスの合弁会社として、株式会社ネストブルー(本社:東京都港区高輪、代表取締役:平野 達也)を設立いたしました。
株式会社ネストブルー:https://nestblue.co.jp/
会社設立の背景・目的
日本企業の99.7%を占める中堅・中小企業においては、研究開発や人材育成体制の不足、硬直化したサプライチェーンの影響などにより、時代の変化に即した新たな事業を創ることが難しいという現状があります。それに対し、賃上げと投資が牽引する成長型経済への移行における中堅・中小企業の重要性を踏まえ、日本政府においても「中堅企業成長ビジョン」を掲げ、官民連携での支援を強力に推進しています。
係る状況下、リバネスとみずほ銀行は、長年蓄積してきたノウハウやアセット・知識をもつ中堅・中小企業とディープテックを有するスタートアップとの連携を強化し、既存の産業構造に囚われない新しい事業の共創を目指し、2024年4月より連携協定を締結し協働してきました。
両社のこれまでの取組を通じ、本事業が日本の中堅・中小企業の成長意欲と、社会のニーズに合致することを確信し、更に両社の連携を深化することで、中堅・中小企業の非連続な成長を伴走支援し、日本産業の再成長に貢献していくため、合弁会社の設立に合意し、この度、事業開始に至りました。ネストブルーは事業を通じ、中堅・中小企業、スタートアップ双方の課題解決に貢献し、日本産業の再成長を促していきます。
社名の由来
「ネスト」は、リバネスの社名でもある「巣」を意味し、世界のネットワークを表現。「ブルー」は、みずほ銀行のコーポレートカラーの「青」に加えて、ブルー・オーシャンを開拓して新市場を作り出すという思いを込めています。
ロゴに込めた想い
土台部分は安心して乗り込める船体を意味し、その上にみずほ銀行とリバネスが船を前に進める推進力(風)となり、前方に位置する帆を後押ししながら、ブルー・オーシャンに出航するイメージを表現しています。
役員・運営チームプロフィール
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代表取締役 平野 達也 2005年みずほ銀行入行。入行来15年間、営業部店でスタートアップから大企業営業まで、幅広い顧客層のRMを経験。2020年に法人業務部に着任、営業部店の体制や法個人の施策立案に従事する中、2023年3月、地方を中心とした地域の課題解決、日本の企業活性化を目的に「地域創生デスク」を立ち上げ、全国各地の中堅中小企業×スタートアップの取組や、自治体と連携した起業促進に注力。 |
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取締役 石澤 敏洋 2007年東京大学大学院新領域創成科学研究科修了、博士(生命科学)。博士課程在学中に約3年間のインターンシップ期間を経験し、2008年に株式会社リバネス入社。大阪事業所所長、地域開発事業部 部長、戦略開発事業部 部長を経て、2025年7月より経営企画室 室長。 |
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取締役 松原 尚子 修士(農学)。研究開発から経営管理、地域開発、教育開発など多様な事業分野を経験し、2012年より執行役員に就任。大手企業や地域中核企業のアセットを活用したプロジェクト開発やベンチャー企業の研究開発・事業開発のサポートを担う。また、経営企画室にてブランディングや人材育成の企画開発を担い組織の基盤強化と価値向上にも取り組む。 |
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事業推進ディレクター 堀之内 諒 2019年慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、みずほ銀行入行。中堅中小企業RMとして、融資提案に加えて社内外のネットワークを活用したプロダクトの提案・組成・管理に従事。2021年よりコーポレートアドバイザリー部に着任、M&Aアドバイザリーとして事業承継案件から上場企業のコーポレート案件まで幅広く従事し、計8件のクロージングに関与。 |
会社概要
会社名 | 株式会社ネストブルー(英文:NestBlue Co.,Ltd.) |
代表者名 | 代表取締役 平野 達也 |
所在地 |
〒108-0074 東京都港区高輪2丁目21−1 THE・LINKPILLAR1・NORTH6F |
資本金(株主構成) |
株式会社リバネス 51% みずほイノベーション・フロンティア株式会社 49% (株式会社みずほフィナンシャルグループ100%子会社) |
事業内容
中堅・中小企業ブースト プログラム
従来の成功報酬制M&Aマッチングではなく、中堅・中小企業の新規事業開発に重点をおき、そのプロセスの一環としてディープテックのM&Aや資本提携等の機能を構築し、その後のPMIまでを伴走支援することで、中堅・中小企業の延長線上にない未来をつくります。
地域グロースプラットフォーム プログラム
地方自体に対して、地域産業の要となる中堅・中小企業育成を目的に、スタートアップ企業や大学との連携、大企業への接続を通じた成長プログラムを提案し、地域の企業とともに成長できる仕組み作りを支援します。
スタートアップエクスパンション プログラム
スタートアップに対して、研究開発・事業開発に必要な助成金申請サポートや、経営人材の探索、提携先企業や販路先の開拓等を通じて、技術の社会実装を実現するための持続可能かつ最良な形を共に検証し、実行支援を行います。
その他、中堅・中小企業との新規事業創出とスタートアップの事業加速を通した日本産業の再成長につながる様々な事業を推進してまいります。